歴史

築200年の茶屋建築が舞台

金澤しつらえを舞台にした箔一の文化観光プランです。ひがし茶屋街創建のころに建てられた、築200年の建物の中で本物の箔職人と同じ素地、同じ道具を用いて金箔工芸品づくりに挑戦していただきます。職人が丁寧に説明しますので、初心者の方でも美しい工芸品が作れます。

体験

職人と同じ道具で、漆器に箔を加飾する

文化観光体験で挑戦するのは、箔一でもロングセラーとなっている「おぼろ月」です。これは山中塗の素地に「砂子筒」という筒状の篩(ふるい)を使って、金箔を加飾していくものです。おぼろ月とは春の夜に見られる、霞や靄のかかった月のこと。俳句では春の季語ともされています。雲のない夜の見事な満月も素晴らしいですが、こうした不完全な月にも美を見出すのは、日本人独特の感性です。この作品では、あえて小さく砕いた箔を用いることで、曖昧でぼんやりした月を表現します。

文化

地元の和菓子文化を体験

工芸品づくりの合間の休憩時間には、お茶をご用意しています。コーヒーなども選べますが、おすすめはお抹茶です。金沢を代表する老舗和菓子店「森八」の上生菓子に「大樋焼」の茶碗で抹茶をご提供します。

工芸品

茶屋建築のなかで本物の工芸品に触れる

会場となる金澤しつらえは金沢市指定保存建造物です。ひがし茶屋街を代表する建築の一つであり、木虫篭と呼ばれる独特の出格子の様式に、弁柄塗の外観、土に藁を塗り込んだ聚楽壁など、典型的な茶屋様式をいまに伝えています。1階のスペースは、北陸の上質な工芸品を紹介するギャラリー&ショップとして、九谷焼、輪島塗、加賀友禅などの作品を豊富にそろえています。文化勲章や人間国宝などの作品から、気鋭の若手作家まで幅広く品ぞろえをしています。工芸体験をした後は、地元の銘品をゆっくりとご覧ください。

予約

体験の予約について

費用 15,000円/お1人様(税別)
所要時間 約90分
人数 2名~8名(1組貸し切り)
予約 7日前まで

ご予約・お問い合わせは 箔一 マーケティング部 Tel.076-240-8911(箔巧館)
※現在2025年1月15日までは満席となっています。

 

よくある質問

初めての人でも体験できますか?

職人が丁寧に指導しますので、経験がない方でも体験いただけます。

1人で複数の器物を使って製作することはできますか?

器物は1種類しかありませんが、2つ作っていただくことも可能です。その際は、規定料金に加えて1万円プラスとなります。

お抹茶が苦手なのですが、変更できますか?

お抹茶は比較的苦みの少ないものを用いちていますので、経験的には外国人の方でも美味しとおっしゃられています。変更希望の場合は珈琲、紅茶、加賀棒茶なども用意しております。

お抹茶の作法が分からないのですが、大丈夫ですか?

作法は気にせずにお楽しみください。またご要望があれば、ごく初歩的な作法のレクチャーも行います。

前日や当日の予約はできますか?

2024年11月時点では7日前までの予約としています。2025年2月ごろをめどに、前日予約にも対応できるよう鋭意体勢を構築中です。しばしお待ちください。

参加者の年齢制限はありますか?

年齢制限はありませんが、館内には貴重な工芸品が多数ありますので、くれぐれもお気を付けください。なお万が一破損された場合は実費請求させていただきます。

外国語での対応は可能ですか?

英語、フランス語、中国語にて対応しています。スタッフの人数には限りがありますので、予約時に必ずお伝えください。